弁護士好川久治のシェアしたくなる話

家庭裁判所の食堂で、誰?

 こんにちは。港区虎ノ門の弁護士好川久治です。

 

 今日、家庭裁判所の地下の食堂で一人食事をしていると、20歳以上は年上と思われる男性から声を掛けられました。その方は、「その後、うまく行っていますか?」とおっしゃるので、私も突然のことで状況が把握できず、「そうですね、そこそこです!」と応えました。この時点で頭の中は誰?誰?誰?状態でした。その後、すぐにその男性が調停委員であることに気づきました。

 

 それは、半年ほど前に終了した離婚事件で、実に2年半にわたり期日を重ねて離婚に至った事件でした。私にとっても調停事件として最長記録です。

 ある日突然奥さんが小さいお子さんを連れて出て行ってしまい、居場所も分からず途方に暮れていたところに奥さんから離婚調停を申し立てられたという事件でした。

 

 私は旦那さんの代理人となり、夫婦関係の円満回復とお子さんとの面会交流を求めて調停を申し立てました。

 その後、調停期日を重ねること17回、2年半後に離婚が成立しました。その間にお子さんと旦那さんとの試行的面接を数回実施し(これ自体が非常に珍しいことです)、1年後に面会交流支援組織を通じた月1回の面会交流を実現しました。

 

 旦那さんにとってお子さんとの面会を果たせたことは非常に大きかったと思います。お子さんと会えなくなって意気消沈した日々が半年以上続きました。最初はお子さんとの関係回復に難儀しましたが、しばらくしてお子さんもお父さんのことを思い出し、二人元気に遊べるようになりました。

 調停委員、奥さんの代理人にもかなりご尽力いただき、お子さんの健全な成長と福祉のために円滑な面会交流を実現できました。

 

 夫婦は訳あって離婚してしまいましたが、お子さんが両親のいずれとも親子としての関係を維持できたことは救われました。お子さんの幸せという目的では、当事者双方の代理人も、調停委員、調査官、審判官も共通した思いであったことでしょう。

 

 今日、調停委員にわざわざ声をかけていただき、「その後、うまく行っていますか?」という言葉を聞いて、それぞれ役割、立場は違えど、思いは一緒なんだという気持ちを新たにした次第です。

 

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