弁護士挨拶
はじめまして
「ヒューマンネットワーク中村総合法律事務所」のパートナー弁護士、好川久治(よしかわひさじ)です。
私は、依頼者が、「相談して良かった」と心から思い、満足と安心を感じていただけるリーガルサービスの提供を目指しています。日本は法治国家です。法律は、日々の生活や商行為のすべてに関わっていると言っても過言ではないでしょう。このことは、「どのような悩みも法律で解決できる」可能性を意味しています。
私がこの道を目指したきっかけは、子供の頃にテレビで見ていた「法廷ドラマ」です。ともすると不正が横行し、正しい行いが評価されないことに、漠然とした不満を感じていました。大学卒業後、いったん民間企業に就職をしましたが、日々の生活のなかで、どこかで同じ思いを抱いていたような気がします。そこで一転、司法の道を歩むことにしました。
人生において幸せを感じる瞬間はいろいろあります。私の場合、人様のお役に立ち、「ありがとう」と言われたその瞬間です。自分の仕事に、枠や制限をはめることはいたしません。どのようなことでも、それが依頼者の「幸せ」につながることであれば、誠実に対応いたします。
トラブルが表面化していない段階でも、将来的なリスクや次の一歩につながるヒントをお示しいたします。費用がいくらかかるか分からない、何をしていいかわからない、というご相談でも結構です。人生の進路を示す羅針盤のように、あるいは病気を治す医師のように、不安や悩みの原因を明らかにいたします。
「親身な対応で、また依頼したいと思っていただけること」。それが、私の考える理想です。どうか、どのような内容でも気軽にご相談ください。困りごとがあっても、必ず「解決の道」が開けると信じています。一緒に考え、安心で幸せな人生を取り戻していきましょう。
ちなみに、私の趣味はモータースポーツ。人生の道に迷ったときの信頼できるドライバーとしてご活用ください。
弁護士 好川久治
経歴
東京大学法学部卒業
大手保険会社に入社、融資部門法務担当を経て、法務部、資産運用法務担当
1997年 | 司法試験合格 |
---|---|
1998年 | 最高裁判所司法研修所に入所(修習期52期) |
2000年 | 弁護士登録(東京弁護士会)とともに、保険会社に企業内弁護士として復帰 |
2002年 | ヒューマンネットワーク中村総合法律事務所へ移籍、パートナー弁護士として現在に至る |
2019年10月 | 東京簡易裁判所 民事調停官(非常勤裁判官)(任期2023年9月末まで) |
弁護士への相談を迷っている方へ
インターネットが普及し、情報が溢れている昨今、ある程度の知識や情報は得られるようになりました。しかし、掲載されている情報は一般論であるため、必ずしも個々のトラブルの解決に役立つとは限りません。内容も不正確であることがあり、一歩間違えると判断を誤ってしまいます。
問題解決のためには、交通事故、損害賠償、相続、離婚、労働問題、借金問題、取引先の倒産、債権回収など、分野ごとの専門知識と経験が欠かせません。これらの知見をもとに、個々の依頼者の抱える問題に応じて的確なアドバイスを提供するのが、弁護士の役割です。
独りで思い悩んでいても、時間ばかりが過ぎて解決には至りません。少しでも不安や疑問に思うことがあれば、まずはご連絡ください。相談だけで解決できるほど簡単なことではないと思われる方でも、解決に至る見通しが立つだけで不安が解消され、自信を持って問題解決に取り組めるでしょう。
早めの解決を心がけ、トラブルが表面化、現実化する前に手を打てば、それだけ費用も時間も節約できます。千里の道も一歩から、丘の上に立たないと見えない景色もあるのです。個人の方については、初回30分の無料相談も承っております。お時間や曜日のご都合も可能な限り調整いたします。一刻も早く安心していただくことを願っておりますので、ぜひご一報ください。
これまで私に相談される方は虎ノ門や新橋近くで働く方から、東京都内の方はもちろん他県から足を運んで悩みを相談される方も多くいらっしゃいます。弁護士に相談されるのが初めてで不安な方は、まずはお電話で弁護士好川にお悩みを打ち明けてみませんか?
3つのメリット
- 個人の方について初回30分の無料相談。
- 予定が合えば、即日予約も可能。
- 夜間・土日の対応も、ご相談により可能。
メディア掲載・出演経歴
- 『日経ビジネス・Associe』 あなたを守る 法律講座(2010年10月号)
- 『プレジデント』 知らないと怖い法律45 (2012年11月号)ほか
- 『ダイヤモンドオンライン』 騒音問題がこじれて殺人事件に発展したケースも!マンションでの"生活音"トラブル予防法 (2012年10月31日) ほか
- 『週刊ポスト』 親の財産食い潰した兄、弟との遺産平等配分は通用するか(2013年8月9日)
- TBS『はなまるマーケット』(2013年9月10日)
- TBS『Nスタ』 土下座強要の女性逮捕(2013年10月7日)
- TBS『みのもんたの朝ズバ』 土下座強要の女性逮捕、飲食店の全裸の男性逮捕(2013年10月8日)
- TBS『ひるおび』 土下座強要の女性逮捕、飲食店の全裸の男性逮捕(2013年10月9日)
- テレビ朝日『グッド!モーニング』(2013年11月27日)
- 『週刊女性』 道路交通法改正と交通賠償 (2013年12月17日)
- 『本当にヤバすぎる、超解説 法律の裏ワザ62』上梓(2013年12月18日)
- TBS『アイアム冒険少年』(2014年5月7日)
- 『週刊SPA!』 改正道交法の厳格施行で変わる自転車ライフ(2014年5月27日)
- TBS『ひるおび!ひるトク!』電車内の迷惑行為(2015年1月7日)
- テレビ朝日『スーパーJチャンネル』 釣り銭ネコババ事件 容疑者逮捕!(2015年1月8日)
- TBS『ひるおび!』 学校法人裏金流用問題(2015年3月25日)
- フジテレビ 『バイキング』 近隣問題(2015年3月26日)
- TBS『ひるおび!』 福井のもらい事故判決(2015年5月13日)
- テレビ朝日『グッド!モーニング』飼い犬の咬傷事故で逮捕(2015年5月21日)
- TBS『あさチャン!』ペットの交通事故と慰謝料(2015年6月2日)
- TBS『ひるおび!』北海道 ひき逃げ交通事故(2015年6月10日)
- 『週刊現代』新幹線で焼身自殺(2015年7月1日)
- 『女性自身』ハラスメントと闘う女性たち(2015年7月14日)
- フジテレビ 『Mr.サンデー』隣の容疑者たち(2016年1月24日)
- 関西テレビ「まさかの『マネー劇場』~知らないと怖いお金のトラブル~」監修(2016年3月12日)
- 『夕刊フジ』空き家問題(2016年4月13日)
- 『賃貸経営博士』の月刊大家倶楽部(2016年7・8月号、9・10月号、11-12月号)
- 弁護士ドットコム編集部・文春e-Books 『2016年 話題のニュースから学ぶ身近な法律』(H28.12.22)
- テレビ朝日『スーパーJチャンネル』近隣紛争(のぞき)(2017年2月22日)
- 『賃貸経営博士』の月刊大家倶楽部(2017年3・4月号)
- TBS『あさチャン!』痴漢犯人の線路内逃走1(2017年4月26日)
- TBS『あさチャン!』痴漢犯人の線路内逃走2(2017年5月26日)
- 『夕刊フジ』改正民法と賃貸借契約(2017年7月12日、19日)
- 『プレジデント』 ヤバすぎる「法律」の常識 (2017年10月16日号)
- テレビ朝日 羽鳥慎一 モーニングショー『大学のパワーハラスメント』(2017年11月10日)
- NHKニュースウェブ 『あなたの飲酒はアルハラ?』(2017年12月5日)
- 『夕刊フジ』民泊新法の施行後、違法行為は証拠集めを まずは被害状況を録画・録音(2018年3月29日)
- TBS『あさチャン!』アパマン消臭スプレー爆発事故の法的責任(H30.12.19)
- テレビ朝日『スーパーJチャンネル』アパマン消臭スプレー爆発事故の会社の責任(H30.12.19)
- 『夕刊フジ』民法相続法改正(自筆証書遺言)(2019.3.7)
- 『夕刊フジ』民法相続法改正(配偶者居住権)(2019.3.14)
- 『夕刊フジ』民法相続法改正(親族の寄与分請求)(2019.3.21)
- 羽鳥慎一モーニングショー「危険・自転車・集団暴走・油断できない・時速15km」(2019.11.15)
- 公益社団法人アルコール健康医学協会「法の視点から見るアルコールハラスメント」
- 弁護士ドットコム
- シェアしたくなる法律相談所
- 遺産相続弁護士ガイド
紆余曲折を経て弁護士に
弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
昔から刑事ドラマや法廷ドラマを見ることが好きでした。貧乏事務所の弁護士が、「なぜ1日の大半を事件に費やせるんだろう」「なぜ他人のためにこんなに命がけでがんばれるんだろう」。一生懸命な主人公に漠然とした尊敬の念がありました。
弁護士を目指したのは、大学で法学部に入学したことがきっかけです。せっかく法学部に入ったのだから、法曹の世界にも興味を持とうと思い、勉強をはじめました。「必ず弁護士になりたい」という強い決意や信念などはなく、周りが法律家を目指して勉強をしていたので、その雰囲気に流されたところもあります。
私の大学時代はちょうどバブル期にあたります。遊ぶことに忙しくて、司法試験予備校に通ってはいましたが、あまり勉強に身が入っていなかったと思います。大学4年生のとき、就職するか司法試験の勉強を続けるか迷いました。周りはほとんど留年して弁護士を目指す環境。私は「このまま就職して自分は社会人としてやっていけるのかな」と不安がありました。せっかく司法試験の勉強を続けてきたので、あと1年頑張ろうと、親に頼んで留年させてもらい司法試験を目指しました。
ところが、留年までして勉強を続けてみたものの、自分が弁護士になるイメージが持てなかったんです。社会のことを何も知らない自分が弁護士になんてなれるのか疑問でした。当時、就職が売り手市場で、会社に入れば終身雇用でやっていける時代。私も留年した時に大手の保険会社に内定をもらっていました。もともと弁護士に絶対になりたいという強い信念を持っていたわけではありません。社会人になって少し社会の空気に触れてみてもいいかなと思い、方針を転換して、保険会社に就職しました。
保険会社では法務部門に配属されました。学生の頃は知識を吸収する受け身な法律の勉強でした。会社に入って求められたのは、実務で役立つ生きた法律知識です。自分の頭の中だけで構成されていた法律の世界が、実務で役立つことは、新鮮な感覚でした。学生の頃に味わえなかった勉強の楽しさを感じて、スキルアップのために、もう一度、法律の勉強を始めました。
勉強をするうちに、どうせ法律を学ぶなら、頂点である法曹界を目指したくなりました。司法試験に受かれば何か変わるんじゃないか、という漠然とした期待感や希望もあり、再び弁護士を目指しました。
次に、注力分野および、その分野に注力している理由を教えてください。
専門分野は特にありませんが、これまで1000件を超える事件処理、2万件を超える法律相談に携わってきましたので、ほとんどの分野の事件は扱えます。
現在は、交通事故やスポーツ事故、友人間のトラブルなど損害賠償に関係する事件を多く扱っています。宅建の資格を持っているので、不動産の売買や明け渡しなどの案件も多いです。最近は賃料の増額請求、減額請求の裁判が増えています。
一般民事の中では、離婚案件が比較的多いです。離婚する夫婦は年間20万件以上。離婚は当事者だけの問題ではなく、子供や親族も関わってきます。そうすると、年間100万人くらいの人が離婚トラブルに巻き込まれている計算になります。どの弁護士も離婚案件を多く扱っていると思います。10件くらい同時に抱えている人もいます。
全体としては、企業法務の案件が全体の3割近くを占めています。相談内容は従業員の労働環境や契約書のリーガルチェックが多いです。最近は在宅勤務にかかる費用の負担や、勤務時間の管理が新しい問題となっています。
依頼者から事実をいかに引き出すかが弁護士の仕事
個人の方は重大ではないと考えていても、実は弁護士に相談したほうがいい事例はありますか。
そもそも、トラブルに遭っても、「弁護士に相談する」という発想を持っていない方がほとんどではないかと思います。今は、インターネットで調べれば大抵の知識は吸収できます。インターネットの知識だけで解決できる問題は重大な問題ではありません。弁護士に相談しなければならない問題はネットの知識で解決できない問題です。
私もインターネットで情報発信をしていた時期がありました。インターネットだとどうしても一般論の情報発信になってしまうんです。個々の事件処理が必ずしも一般論に当てはまるとはかぎりません。一人一人と向き合って事実を聞かないと、本当に必要なことは教えられないんです。
弁護士の仕事は、依頼者からどれだけ事実を引き出せるかだと思っています。事実のうちの半分しか引き出さずに問題解決をしようとしたら、間違った方向に進んでいきます。埋もれている事実を色々な観点から引き出すことが大切です。すべての事実を引き出して初めて、個々の問題に即した最適のアドバイスができると思います。
インターネットの一般論はよくあるケースの解決で役立っているものです。個々の依頼者が抱えている事件の解決のためには、参考程度にしかなりません。すでに紛争化してしまっているのであれば、弁護士に相談した方がいいと思います。
自分に問題が起きたとき、弁護士に相談する意識があると、初期段階で相談に来ることができるんです。早めに弁護士に相談すれば、手遅れにも紛争にもならないかもしれません。少しでも疑問を感じたときに、気軽に相談できる弁護士を見つけておくと心強いと思います。
相談者はどれくらいの年代の方が多いですか?
多いのは20代から50代ですね。相談内容は年代によって様々です。例えば、子供がいる30代の方からは、子供のいじめ問題や交通事故、離婚に伴う子供の親権に関する相談などを受けます。50代になると兄弟間で親の財産を巡って紛争が起こることもあります。70、80代の方は遺言の相談が多いです。
人生は何度も節目があります。学生になって、社会人になって、結婚して子供ができて、親の介護が必要になって、終焉を迎える。節目節目でどうしても何かしらの出来事は起こります。節目の出来事がトラブルにつながった場合に、弁護士に依頼しようという考えが浮かぶようです。
無免許運転の再犯事件、情状証人に名乗り出た意外な人物
弁護士として活動してきた中で、印象的だったエピソードを教えてください。
色々なことがありすぎて1番を決めるのは難しいです。
印象に残っているのは、ある出入国管理事件です。不法滞在で捕まった双子の中国人姉妹の妹さんの事件を、紹介で受けました。彼女は前科持ちでした。何年か前に出入国管理法違反で執行猶予付きの有罪判決を受けて強制送還されていたんです。その人がまた不法入国したということで、私が弁護を担当しました。
彼女からきちんと事実を聞き出し、資料を検討していくと、前回の事件はお姉さんの身代わりとなって、人違いのまま有罪判決を受けていたことが分かったんです。つまり妹さんは前科がなく、初犯だったということです。本来であれば、前科ありで重い判断が下されるところでしたが、審理の途中で、身代わりで罪をかぶっていたことがわかり、初犯と同等の判決が下された事件です。
もう一つ印象に残っているのは無免許運転の再犯事件です。刑事事件は無罪を争うだけではありません。有罪であっても情状酌量を求める弁護をします。情状証人を立て、社会復帰した時に再犯を犯す可能性がないことを主張し、刑が軽くなるようにします。
この事件では、無免許運転の再犯で捕まった被告人の情状証人に名乗り出てくれた人がいました。土木会社の社長で、「刑務所から出てきたら雇う」と言ってくださったんです。その人に法廷で証言してもらうことになりました。
社長との事前の打ち合わせ中に「実はこういう人間なんだけど」と言われたんです。よくよく聞くと、「ヤクザの親分」だというんですね。ヤクザを情状証人に呼んだことはなかったので躊躇しました。社長は、いわゆる暴力団というより、人助けをする信念を持っている昔ながらのヤクザ。情状証人として法廷に立ってもらい、被告人が刑務所から出たら自分の会社で雇うと話してもらいました。情状証人のおかげもあり、減刑に。弁護は成功しました。
社長は法廷で、屈強な大柄の子分2人を連れて傍聴席に座っていたんです。証言台に立ったときも、バーンと足を広げて、いかにもヤクザっぽい風体で証言されて少し焦ったことを覚えています。
他にも印象に残っている事件は色々あります。別の事件では、被告人の無罪を証明するために、池袋界隈を歩き回ってひたすら調査を続けました。弁護士は座って仕事をするより、とにかく歩いて証拠を探していくことが多いです。苦労した仕事の方が印象に残りやすいですね。
弁護士の仕事の魅力を教えてください。
魅力はたくさんあります。やりがいという一言では言い尽くせないですね。弁護士って料理人みたいなところがあるんです。真っ白な状態から、相談者が語る事実を聞き、そこから考えられる解決策を考える。解決策を相談者に説明して、納得してもらったうえで、本人の希望を聞きながら戦略を練る。戦略に沿って手続きをして、うまくいかなかったら別の戦略を立てる。自分で全て料理していくことが醍醐味だと思っています。やりがいもあるし、結果的にうまくいくと相談者から感謝される。弁護士をやってよかったと実感が湧きます。
「先生に依頼してよかった」と言っていただけた時の喜びは他では味わえません。相談者にとっては、お医者さんに手術してもらい、助けてもらった感覚と似ているかもしれないですね。事件が終わって何十年も経っているのに、「先生と巡り合わなかったらどうなっていたかわかりません」と言ってくださる方が何人もいらっしゃいます。今でも連絡をくれるのはすごく嬉しいですね。
「これって法律問題?」迷ったときこそ弁護士に相談を
今後の展望について、伺いたいです。
私は20年以上弁護士をやっています。次の節目は30年。その頃にはもう還暦なんです。事務所の運営としては、弁護士の体制を考えないといけないと思います。今、事務所には弁護士が6人います。そのうち2人は70歳を超えていて持病もあるんです。2人が一気にいなくなると事務所の弁護士が4人になってしまいます。4人で今の体制を維持するのは難しい。残された4人で経費を分担して新しい仕事を集めるか、新しい人を入れるか色々と検討しています。事務所運営は、今一番関心が高い問題です。
もう一つ関心がある問題は、民事調停官についてです。私は民事調停官として、非常勤で週1回裁判官の仕事をしています。任期は1クール2年で、それを2回で合計4年。今は2年目です。もしかしたら、民事調停官の任期が終わったら裁判官になる可能性もあります。ここ20年くらい、弁護士会は、法曹一元をめざして弁護士の任官に力を注いでいるんです。
弁護士側としては、裁判官になると事務所をたたむことになり、依頼者に迷惑をかけてしまうので、希望する人が少ないんです。他の弁護士と共同で事務所をやっていると、後任者をどうするかという問題も生まれるので難しいところです。とはいえ、裁判官も1つの道だと思っているので、検討しています。
弁護士として、新しい分野に進出することはあまり考えていません。依頼された案件に一生懸命取り組めば、依頼者からも感謝され、自分のスキルアップにもつながる。「なるようになる」と思っています。依頼された事件を一生懸命手がけることを通じて、事務所の運営も自分の仕事の内容も良い方向に動いていくと思うので、しばらくは同じスタイルで続けていきたいです。
最後に法律トラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いいたします。
トラブルを抱えて悩んでいても、弁護士に相談する発想を持たない方が多いと思うんです。消費者トラブルであれば国民センターに、労務問題であれば労基署に相談したり、専門家ではないけれど物知りな人に相談したりすることはあっても、なかなか、弁護士に相談しようとはならないと思います。
弁護士は、法律を独占的に扱えて、法律を自由に料理できる職業です。トラブルに遭ったら、ぜひ弁護士に相談する発想を持っていただきたいですね。お金がかかるからと遠慮する方もいるかもしれませんが、無料相談もあります。間違った方向に問題が進んでしまった場合、結果的に何十倍、何百倍の損失を被る可能性があります。弁護士に相談することを選んだ方が安く済むかもしれません。
自分に合った弁護士を選ぶことも大切です。紹介で弁護士にたどり着くとなかなか断れないと思います。弁護士によって考え方や方針も違いますので、依頼する事件の方向性や結論が変わってきます。色んな弁護士に、お金を払ってでも相談したほうがいいと思います。仕事のスタイルも人それぞれです。即決するのではなく、複数の弁護士に相談して、相性がいい弁護士を探してほしいです。
「こんなこと相談しても笑われるかもしれない」「弁護士に相談する問題なのか」と迷うかもしれません。私は、わからないからこそ弁護士に相談してほしいと思っています。法律問題ではなくて別の問題であれば、方向転換して、その問題に合った解決策を探せば良いだけです。とにかく気軽に弁護士に相談してもらえればなと思います。
事務所案内・アクセス
事務所名 | ヒューマンネットワーク 中村総合法律事務所 |
---|---|
住所 | 〒105-0003 東京都港区西新橋1-12-8 西新橋中ビル5階 |
電話番号 | 03-3501-8822 |
FAX番号 | 03-3501-8824 |
事務所オフィシャルHP | https://hnns-law.com/ |
- 東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」から徒歩約5分
- 東京メトロ各線「霞ケ関駅」から徒歩約8分
- 東京メトロ三田線「内幸町駅」から徒歩約3分
- 東京メトロ銀座線・JR「新橋駅」から徒歩6分